私達とペットの関係

タイトルの通り、昨今私たちとペット達の関係性が変わってきています。
特に犬の「主従関係」というのは、昔のしつけ理論ではよく言われていた考え方ですが、今では少し見方が変わってきています。
人間を含めた「関係性」として見ると、こんな感じに整理できます👇
【昔の考え方(主従関係・上下関係)】
かつては「犬は群れの動物だから、リーダー(=飼い主)に従う必要がある」とされていてました。
・飼い主が上位
・犬は下位で服従する
という“主従関係”の考え方が主流でした。
この考えから、しつけでも「リーダーウォーク」や「服従訓練」などが重視されていたんですね。
【現代の考え方(信頼関係・パートナー関係)】
最近の動物行動学では、「主従関係」よりも「信頼関係」や「協調関係」という表現が主流です。
犬は人間を“群れのリーダー”というよりも、“一緒に暮らす仲間・頼れる存在”として見ています。
・つまり人間を信頼し、安心できる相手として認識する
・人間の行動や表情、声のトーンから学び、合わせようとする
・無理やり従わせるより、「教えてあげる・導いてあげる」ことでよい関係を築ける
というのが今の考え方です。
人間との関係をまとめると、犬にとって人間は
「上か下か」ではなく「安心できるリーダー」
強制的な支配者ではなく、「頼れる仲間」
人間側が「落ち着いて、安定していて、わかりやすく接する」ことで、犬は自然と従ってくれます。
無理に言うことをきかせようとせず、まずは信頼関係を築いていきましょう。




